017のネタ帳

ポケモン二次創作ネタとか。

ポケモン民俗妄想まとめ(9月3日)

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ノコッチ
これはさる古代遺跡で発見された天使の壁画で、緑色の小さなツノを持ち、腕は小さな羽のようで、腹はシマシマ、足は一本で浮く、というものである。ノコッチは天使である。神が零落してしまったので今はポケモンのフリをしているんだヨって月刊◯ーに書いてあった。

ミニリュウ
脱皮を繰り返して大きくなる。ミニリュウの脱皮の皮を加工し、服飾品などに利用することがあり、いずれも高級品である。フスベでは花嫁衣裳の一部や嫁入り道具の装飾に使ったりした。一昔前は持参金代わりにミニリュウの脱皮の皮を持たせたりもしたともという。

トサキント
春に繁殖で川を昇るため、春の風物詩であり、季語になっている。桜にもトサキントの鰭のようなひらひらとした花弁のものがあり、土佐錦魚(トサキン)の品種名で親しまれる。土佐錦魚は桜の塩漬けに加工され、見合いの席等で桜湯として出される。湯に浮かぶさまはトサキントのようである。

ハヤシガメ
ハヤシガメの甲羅を砕いて湧き水の水を加えて練り、粘土にしたものは大変良い焼き物の材料になるのだが、ハヤシガメからは大した量が取れないし、取りすぎると弱ってしまうため大変高価な材料である。ドダイトスからも土を取ることができるが、ハヤシガメのそれが珍重されるという。


ゼブライカ
その昔、ゼブライカは黒い馬だった。夜にその姿を見せることなく溶け込み夜駆けを楽しんでいたものだが、いたずらな雷神が真下にいるとは知らず、雷を落としてしまった。以来、雷の走った背骨にそって生えた鬣は雷を帯び、黒い体には雷鳴が走り、今の姿になったという。

タブンネ
耳が大変良いので初心者トレーナーやポケモンの足音に気がついて、経験を積ませるためにわざわざ草むらから出てきてくれるが、決して殺してはいけないと言われている。断末魔は仲間のタブンネに届き、殺すと恐ろしい事が起こる。
家に多数のタブンネが押しかけるとか、殺したトレーナーはなかまづくりでタブンネになってしまうとか、家に帰ると家族がタブンネになっているとか、家族がシンプルビームで洗脳されてその家の子の座をタブンネにのっとられる、とも言われる。まぁあくまで噂だよ噂…タブンネェ。

コダック
コダックといえば頭痛、頭痛と言えばコダックであるため、しばしば頭痛薬のCMに登場し、パッケージにも採用されてきた。あくまで人間用の薬なのでコダックには飲ませないでくださいとわざわざパッケージにも書いてある頭痛薬もあり、人間の頭痛とは異なるといった愛護協会からも批判がある。

ドダイトス
ある街で旅費に困ったトレーナーがドダイトスの背中をレンタルスペースとして貸し出したところ大人気となった。句会、お茶の野点、小規模なピクニックで家族の時間、コスプレイヤーの撮影場所としてなど用途は様々だ。当人も宿代を節約するため背中にテントを張って寝るという。

やまおとこ
トレーナーはその行動などからいくつかの分類がなされ、やまおとこはその一角である。岩や格闘ポケモンを所持、山や洞窟に現れる事の多い彼らはサバイバルの知識も豊富で、山のどこかに本格的な秘密基地や小屋を作り、ポケモンセンターに戻る頻度が少ない。
基地の主がいない場合は、その時に山にいる者が補強を行ったりなどの自然発生的ルールがあるといい、やまおとこ文化がある。これらについては、自身もやまおとこであり民俗学者であるヤマダクニオが著した「やまおとこの文化史」が詳しい。ツボツボで酒を作ったり、野生のポケモンを狩猟する者も。
共通の秘密基地を使っているが、山に入る季節が違うために決して顔を合わすことがない、けれど手入れの痕跡からお互いのことは知っているという基地見知り的な関係もあり、やまおとこ文化ならではといえよう。
「俺はそあいつをアキオと読んでいた。あいつは秋に来る。だからアキオ。本名は知らないんだ。30年来の付き合いさ。でもある年に痕跡が残っていなくて。次の年も来てもなくて、三年目には、あいつはやまおとこを辞めたか、あるいは死んだんだって思って、諦めた。俺はお別れのつもりで火を焚いて弔ったのヨ。以前に山伏がやってたのを見たことがあったんだ。高く煙が上がるようにしてヨ。そしたら夜になって近くの木にやけにでかいヨルノズクがとまったんだ。色の白いやつでな、ホウホウと鼻歌っぽいリズムで鳴いて、それから飛んでいった。あれはアキオが会いにきたのさ。おれはそう思ってる」