017のネタ帳

ポケモン二次創作ネタとか。

西沢けいた都議、宮瀬英治都議、増子ひろき都議 ゲーム規制質問

令和2年第2回定例会(第10号) 2020-06-02

59 :
◯五十四番(西沢けいた君) 私は、都議会立憲民主党・民主クラブを代表して都政の諸課題について質問をいたします。
(中略)
 コロナによる外出自粛によって、家庭でゲームをして過ごす人もふえました。
 一方で、香川県では、この四月一日から、議員立法によって制定されたネット・ゲーム依存症対策条例が施行されました。ゲームは一日六十分まで、午後十時以降はゲームは禁止など、具体的な時間も定めたこの条例については、各所から批判が上がっています。香川県弁護士会は、五月二十五日に声明を発表し、制定理由にある児童生徒の成績が下がっているという根拠がない、子どもの権利条約に違反する可能性があるなど、条例の廃止を求めました。
 私は、こうした条例が全国に波及する可能性に不安を感じています。
 小池知事は、こうしたネット、ゲームへの規制についてどう思われるか、所感を伺うとともに、万々が一そのようなことはないと考えますが、東京都にこのような条例が必要と考えるか、見解を伺います。

〔知事小池百合子君登壇〕

60 :
◯知事(小池百合子君) 西沢けいた議員の代表質問にお答えいたします。
(中略)
 ネット、ゲームの規制条例についてのお尋ねがございました。
 条例は、それぞれの地域の実情に即して、各自治体の判断により制定をしているものと承知をいたしております。
 現在、スマートフォンなどの携帯端末所有の低年齢化に伴って、インターネットやSNSに関して、青少年が被害者となる事案やトラブルが増加をいたしております。
 都といたしまして、子供たち自身が当事者として、インターネットに関する意識を高めるための講座や家庭におけるルールづくりなどについて学ぶファミリeルール事業、インターネットのトラブル相談窓口であるこたエールの運営などを通じまして、青少年やその保護者等に寄り添った対応に努めているところでございます。

 


令和2年総務委員会  2020-06-04

99 : ◯宮瀬委員
 では、よろしくお願いいたします。
 私の方からは、今までいろいろご報告の機会がございましたが、子供・若者計画について初めて質問させていただきます。
(中略)
 その中で、私、ちょっと個別の話になってくるんですけれども、昨今のコロナ禍の影響で、地元のお母さんからよくいわれるのが、子供が家でゲームばかりやっていると。外へ行って遊べない。家にいろと。学校はやっていないよと。そうなると子供はもうゲームしかやっていないですといったことが起きていて、私はこれをぱあっと見ていったときに、熟読いたしましたが、計画自体、後ろの数字の現状値とか参考数値、人口動態といったところではなくて、計画自体の中に、ゲームといった文言が入っておりません。
 巻末の一八六ページに、子供を取り巻く環境の中に、一日のオンラインゲームやSNSの利用時間ということで数字は出ておりますが、大体、子供がゲームを一時間から二時間、確実にやっている状況です。子供を取り巻く環境を考えたときに、睡眠時間もありますから睡眠をとる、学校に行く、ご飯を食べる、その中で、残った時間でゲームをやっているのが一、二時間あるということは、ゲームのファクターというのは、ウエートが大きいのではないかと思っています。しかし、この計画の中には、子供がこれだけゲームをやっているのにもかかわらず、ゲームについての記述がないといったことでありますが、その理由についてお伺いいたします。

◯小菅若年支援担当部長 子供、若者のゲームに起因する困り事などにつきましては明示しておりませんが、若者総合相談などの窓口において対応しているところでございます。

◯宮瀬委員 ゲームについては明示はない、若者総合相談窓口で対応していますといったことでおっしゃられていたので、それはどこですかといったところで教えていただいたら、一一九ページの東京都若者総合相談センター、若ナビαの運営の中のことですといったことだと思うんですけど、ここの項目をよく見ると、ゲームの文字が一文字もないといった状況です。
 つまり、子供を取り巻く環境で、結構、ゲームというのは大きなファクターであるにもかかわらず、ゲームに関しては記述がないと。
 実際、都におけるゲームの規制等を担当する部署というのはどこなのかお伺いいたします。

◯斎田治安対策担当部長 都民安全推進本部におきまして、ゲームの規制に係る事業は担当しておりませんが、インターネットやスマートフォンの適正利用につきまして、啓発講座や相談窓口を設けまして対応しております。

◯宮瀬委員 私は、東京都としてといった聞き方で聞かせていただいたんですけれども、もちろん皆さんの本部に聞いていますので、お答えできるところもなかなか限りはあると思いますけれども、都民安全推進本部ではなくて、都としての担当部署があるのか、ご存じでしたらお伺いいたします。

◯斎田治安対策担当部長 当本部としては把握してございません。

105 :
◯宮瀬委員 ここまでお話しさせていただいたのも、さきの代表質問におきまして、我が会派の西沢けいた議員が、香川県でネット、ゲーム規制条例が制定されたことに関しまして質問させていただいています。万が一、そのようなことがないとは思いますが、知事の見解を問うたわけであります。東京都においてそういった規制があるのかないのか、検討しているのかどうかということで質問させていただきました。
 その中で、ご答弁を聞かせていただいたときに、明快なご答弁というものが、私にとってはちょっとわかりづらかったんですけれども、単刀直入に聞いてしまって恐縮ですが、都においてゲームを規制する考えというのはあるのかお伺いいたします。

106 :
◯斎田治安対策担当部長 インターネットやスマートフォンを利用したゲームに関する規制のあり方につきましては、その時々の社会情勢によって判断されるものと認識しておりますが、当本部では、啓発講座や相談窓口などによる家庭に対する支援のほか、携帯キャリア会社等と連携した啓発事業を通じまして、インターネットの危険から子供を守る取り組みを行っております。

107 :
◯宮瀬委員 ご答弁を注意深く聞いておりますと、啓発事業や相談窓口があるといったご答弁でありましたが、私どもの会派といたしましては、香川県のようなゲームの規制に対しましては反対であります。その旨で、その条例が東京都の方まで波及してしまうことに大変危惧を覚えておりまして、ないかどうか改めて確認をさせていただいたんですが、代表質問、そして今と。
 啓発事業と相談窓口事業が今の取り組みですといったことでありますので、改めて聞きますが、ゲーム規制条例の都での検討はないということでよろしいんでしょうか。

108 :
◯斎田治安対策担当部長 現在、子供や保護者の自主性を尊重し、事業を推進しているところでございます。

109 :
◯宮瀬委員 大変貴重な重い答弁ありがとうございます。つまり、子供や保護者の自主性を尊重するといったことは、自分たちでしっかりと自主的に自制するなり、尊重してやってほしいといった都のお気持ちを、しっかりと受けとめさせていただきました。
 以上で私の質問を終わりにさせていただきたいと思いますが、心配している若者及び子供も多いので、ぜひ誤解のないように対応していただければと思います。
 以上で質問を終わります。

 

 

令和3年第1回定例会(第2号)2021-02-24

9:
◯百十七番(増子ひろき君) 令和三年第一回定例会に当たり、都民ファーストの会東京都議団を代表し、小池知事及び警視総監、教育長、関係局長に質問いたします。
(中略)
 私たちはかねてより、全世界で流行の兆しを見せ、我が国においてもさらなる発展が見込まれるeスポーツと関連産業の振興に積極的に取り組んできました。先日、二回目となる東京eスポーツフェスタ二〇二一がオンライン形式で開催され、大いに盛り上がったと聞いています。
 eスポーツや関連するコンテンツ産業は、東京の今後の国際競争力を支えるものになる可能性を秘めています。他方で、子供たちがネットやゲームに依存するという一部の声もあり、香川県のネット・ゲーム依存症対策条例は、一日当たりのゲーム利用時間を平日六十分までと定めていますが、その妥当性についての疑問の声も上がっています。
 ICT教育や社会全体のデジタル化が進む中、ネットやゲームと適切につき合っていく力は必要不可欠であり、科学的根拠に基づき、家庭や子供たちの自主的取り組みを後押しすることが必要です。
 香川県のように条例で規制するのではなく、子供たちにインターネットやゲーム等の適切なかかわり方の検討を促し、子供たちの自己管理能力を養成する取り組みが重要ですが、知事の見解を伺います。


10 :
◯知事(小池百合子君) 増子ひろき議員の代表質問にお答えをいたします。
 インターネットやゲームの適正な利用についてのお尋ねがございました。
 インターネット、ゲーム依存への対策といたしまして、都は、冷静に情報を見きわめまして、都民に情報を提供していくことが必要と考えておりまして、科学的根拠に基づかない内容で、条例による一律の時間制限などを行うことは考えておりません。
 インターネットやゲームの適正な利用につきましては、啓発講座や相談窓口を設けて対応しておりまして、子供や保護者の自主性を尊重して事業を推進してまいります。

 

東京都議会の議事録より抜粋して転載。