017のネタ帳

ポケモン二次創作ネタとか。

ネタメモ:ツッキーのサンタ代行大作戦

12月下旬、とある街にやってきたツッキーは男の子と仲良くなる。
「ツキミヤさん、サンタクロースはいるよね!? 今クラスでいる派といない派に分かれてるんだ!女子はばかだよなーサンタはお父さんだなんて言うんだぜ!」
ツッキー「 」

次の日「ケンタくん、今日は君に重要な告白をしなければならない。実はね、僕がサンタなんだ」
「えっ」
「驚いたかい?世間一派のイメージだと髭のおじいさんだからね、でもあれは正体を隠す為に世間に流布させたイメージなんだよ。ちなみにプレゼントはいそうはカゲボウズが手伝ってくれるんだ」

「ちなみに僕はまだ見習いだから、あんまり高価なプレゼントは用意できないんだ。ニンテンドースイッチを作るだけの力がまだないから、そっちはお父さんに頼んでね」
「本当にサンタなの?」

青年は焦った。だが、約束は果たさねばならなかった。というのも泊まった神社で出会ったツノのでかいオドシシから頼まれたわけである。
「いやーツノを鳥居に引っ掛けて折っちゃってさ、こんなんじゃとても出歩けない。折れたツノをあげるからプレゼント配ってよ。土地の秘密も洗いざらい吐くぜ」

なんで神社の神様がクリスマスプレゼント配ってるんですか!とツッコミを入れたが「宮司の方針。信仰を増やすためには仕方なかったのさ。だいたいこの国はそのへんいい加減だろ?」などとはぐらかされた。
宮司さんは?」
「ギックリ腰」

青年はとっさに貰ったツノの包みを取り外す。
「ほら、これが証拠だよ」
すると少年は目を輝かせてすっげーと感嘆の声を上げた。
なるほど、都哪開大明神のツノは伊達ではない。宮司がクリスマスにあやかろうとするわけだ。

「これ町内の地図。靴下マークついつるのが子供がいる家。靴下が二つがなら子供が二人。三つなら三人ね。で、ツノの使い方だけど、子供の半径30m圏内に入ってツノを降るとプレゼントが瞬間的に手元に移動するする」
「なるほど、大抵の家ならドアの前で振れば問題なさそうだ。問題は町長の息子だな」

「町長の家は庭が広いから、門の前に立っただけでは30メートル圏内に入らない。加えて庭には三匹の猛犬がいる。ハーデリアヘルガーグラエナの三匹で、これはデンライタウンのケルベロスと呼ばれているが町長しか呼んでいない」

「つまり犬を黙らせればいいんだな? 大丈夫、こっちにはカゲボウズがいる。一匹につき、二十匹程度けしかけて縛ってしまえば、声も出せないし、動けないよ」
「まるで強盗の手口だな」
「信仰と子供達の笑顔のためには強行手段も辞さないのが神様ってやつさ」

「と、いうわけで町内うまく回れるよう。最適なルートを模索してるわけだ。見習いだからね。事前準備が欠かせないのさ」
青年は大明神とのやりとりを回想しつつ、ツノを振りながら言った。
「今のは君と僕だけの秘密だよ。みんなにバレるとサンタの資格がとれなくなるんだ。いいね?」