017のネタ帳

ポケモン二次創作ネタとか。

1/28ポケモン民俗妄想

f:id:pijyon017:20190129121425j:plain


ベトベトン

 死んだポケモンの事が忘れられないなら、そのポケモンが入っていたモンスターボールをヘドロの海に投げ捨てると良い。魂ごとボールを取り込んだヘドロがベトベトンになって会いに来る、という。
 行う人は大変少ないけど、僕はそうして今も彼女と一緒だと理科系の男が話してくれた事がある。
「元のポケモンはなんだったの?」
「さあ、それは聞き忘れた」


アブリー

 アローラの島にある期間は入ってはいけないという花園がある。昔、禁を破って花を摘みに村の娘が入ってしまった時、オーラを察知したアブリー達がわらわら集まってきて、大群となって娘に覆い被さり、娘は花粉だらけにされてしまった。
 やがて娘は身ごもってアブリーと人とのあいの子を産んだ。その姿はアブリボンにそっくりで、アブリー達に可愛がられたという。今、アブリー達がアブリボンに進化するようになったのは、生まれたあいの子と契ることで人の血を取り込んだからなのだという。


オニシズクモ

 大事なものは水泡の中にしまうというオニシズクモはその容姿と大きさから、様々な恐ろしい伝説を生んだ。人間の頭蓋骨を水泡の中に収集している人喰いオニシズクモの話は有名である。また、トレーナーがオニシズクモを遺して世を去った場合、水泡に亡骸をしまいにくる、とも言われる。


エネコとねこのて

 トレーナーの手持ちのポケモンの技を借りてきて自分の技として使う、ねこのてという変わった技が使える。これは先祖代々の親のエネコロロが自分の寝床を他のポケモンに譲る事で、ポケモン達にある種の貸しを作っているからである、という言い伝えがホウエンにある。
 ねこのてに関する言い伝えはねこポケモンによって様々で、上方(ジョウト地方の一部)では、ニャースはあらゆるポケモンに金を貸しているために利子を大目にみるのを条件にあらゆるポケモンの技を借りられるのだという。やはり世の中はねこにこばんなのだ。