017のネタ帳

ポケモン二次創作ネタとか。

ポケモン民俗妄想まとめ(9月4日、5日)

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カチコール
氷の中にある中身の正体はよくわかっていない。古老によれば冬に死んだ者が弔われずに彷徨うと最後には山に向かっていき、カチコールになるのだという。寒波で大量の死者を出した翌年、山からたくさんのカチコールが降りてきたのだと古老は語った。

ジラーチ
昔、不治の病で余命いくばくもない子が神様に祈ったところ、寿命を伸ばしてやるがずっと眠っている事になるといわれ、受け入れたのがジラーチである、という伝説がある。真の願いが叶うには、1000年のうち7日目間の目覚めに立ち会った者が、人間のまま人間の寿命を、と願わなければいけない。

ニョロモ
地域によってうずまきの向きが違うので、民間のニョロモ好きによって、うずまき検定試験が梅雨頃に開かれる。雨の音が響く会場でニョロモを見せられた参加者はその産地を答えるという。合格すると渦巻きを刻んだメダルが貰える。会場は全国のニョロモ好きが集まる社交場でもある。

ポリゴン
最近生産されたものは20年前に比べると大容量になっており、様々なアプリに対応している。色や姿を変える事もできるという。
初期生産のポリゴンはカスタマイズできず、生存数も少なくなってきている。限られた動きしかできないが、このぎこちなさ、至らなさこそポリゴンだという人も多い。

フシデ
8本の足を使って急な斜面もなんのその、角度に左右されずに移動できるという強みがある。その為かどこまでも追いかけてくる執念深い蟲として、描写される事があり、呪いを受けた人間が家に帰り寝転がると、天井にびっしりとフシデがいた、なんていう映画のトラウマシーンが大変有名である。
身体の構造がかっこいいので、創作意欲をそそられるらしく、江戸の職人が作った金属の自在置物が博物館に飾られている。現代でもプラモデルやラジコンとして発売されたり、最近はカプセルいっぱいに入った500円のガチャガチャとして販売されて人気となった。生身のフシデは毒があるので要注意。

ピッピ人形ってなんでピッピだったんでしょう。
ピッピ人形最大の特徴は投げる事で野生のポケモンの気をそらせる事で、あの色と形が ポケモンの関心を惹きつけてやまないのは、ピッピのメロメロボディに関係があるのではないかと言われている。その効果はトレーナーの間で経験的に知られ、今日に至る。
ピッピ人形の起源には諸説があり、富豪の娘がかわいがっていたピッピか早生したために作らせたとか、病気で旅立てない子供のために贈ったのがはじまりなどがある。いずれにせよ人気があるポケモンなので形になるのは不思議ではない。
野生ポケモンの気を引く効果は普及後に知られるようになった。
それに目をつけたトレーナーグッズのメーカーが商品化したのが今日知られるピッピ人形である。
ピッピの形なのに、人形という名前がつくのは、人形が人に限らず生物のを模したものという広義の意味もあるが、人間の身代わりに厄災を引き受けてくれる対象物という意味あいが強いのではないだろうか。