017のネタ帳

ポケモン二次創作ネタとか。

ネタメモ: スマホ不可能地帯とテレホンカード

電話ボックスって不思議な存在感というか魔力があると思うんですよね。ある種の神事に使われてもおかしくない! 鎌倉で見かけた鳥居の前の電話ボックスは非常に妄想を掻き立てますね!

テレホンカードがフォルクローレ案件になった今こそ、小説内に電話ボックスとテレホンカード出すべきではないだろうか。説明も添えて。

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ロトムの呪い的なアレで町中のスマホがダウン。生きてるのは固定電話と電話ボックスだけだ。
「お嬢さん、このカードをお持ちなさい…きっと役に立つ」
「これは…?」

「これはね、テレホンカードと言うんだ。チャージ出来ない交通系ICカードみたいなものさ。それも電話ボックス専用のね」
町の古老から与えられたカードには古い絵柄の魔法少女とリボンをつけ、翼が生えたエーフィが描かれていた。
「全員応募サービスじゃ。大事に使っておくれ」

「それとこれを渡しておこう…」
古老はジャラジャラと鳴る何かを取り出した。それはポーチに入った大量の10円玉だった。
「電話ボックス攻略には欠かせないアイテムだ。それなりに重量もあるから、ポケモンに襲われたらこれで殴りなさい」
武力も考慮した古老の粋な計らいだった。

青年は地図を取り出す。
そこにはたくさんの〇と×がついていた。
「現地調査とチルッターの報告から、スマホやネットが使えない地域を割り出した。浮上したのは三角形だ。三角形は他の街を巻き込みながら、街全体を囲う形になっている」
「魔のトライアングルか」
「三角の頂点に元凶がいる」

「私はねえ、もうずっとこのままでいい、そんな気がしてるのさ。昔に戻ったみたいでさ」
「何を言うのおばあちゃん」
「神社にこんなに人が集まって…。小さい頃はこうしてみんなで遊んだねえ。昨日の事みたいだよ。きっと神様だって喜んでいるさ」
「この神社の祭神は三柱だよな。嫌な予感がする」