017のネタ帳

ポケモン二次創作ネタとかが多いです。

ロコンさんとじぐざぐさんのお話

コックリさんって低級動物霊とか言われてますけど、ポケモン世界でコックリさんやって、ロコンとかジグザグマとかピカチュウの霊が出てきたらかわいいから、積極的にやってしまうし、文字盤の十円玉は きのみ きのみ って動くと思う。

「ロコンさん、ロコンさん、どうぞおいでください。もしおいでになられましたら『はい』へお進みください」

「ロコンさん、ロコンさん、きのみは何が好きですか」
も、も、ん
「…かわいい」

より占い精度の高いキュウコン様もいるけど、くだらない質問すると呪われるから注意しようね。いい感じの油揚げとか高級なきのみ置いてやるといいってよ。
キュウコン様、キュウコン様、おいでになりましたら「はい」の方向へお進みください。デパ地下で買ってきた高級油揚げもございます」

失せ物探しにはジグザグマ霊を呼び出そう。
「じぐざぐさん、じぐざぐさん、おいでになりましたら「はい」の方向へお進みください」
って呼びかけて、十円玉がじぐざぐに動き「はい」の方向に行けば、じぐざぐさんだぞ! なかなか見つからない失せ物のありかを聞いてみよう!

小学生の時です。絵が好きだった僕はいじめられっこに自由帳を隠されて泣いていました。そうしたら用務員のおじさんがこっそり教えてくれたのがじぐざぐさんです。
「この学校にはなあ、じぐざぐさんがいるったい。隠されてもなあ、じぐざぐさんが探してくれるとよ。一緒にやろうなあ」

と、な、り、の、く、ら、す、の、そ、う、じ、ろ、つ、かー
だとじぐざぐさんは教えてくれた。
自由帳は見つかったよ。でもめちゃくちゃにマジックでらくがきされてて、僕は泣いた。そうしたら、じぐざぐさんが言ったよ。
ま、け、る、な、
や、ら、れ、だ、ぶ、ん、よ、り、お、お、く、か、け

僕はジグザグマをいっぱい描きました。
そんなわけで僕のチルッターのアイコンのジグザグマはじぐざぐさんをイメージしてます。
校舎の裏には小さな祠があって、ここの神様がじぐざぐさんなんだとおじさんは言ってました。元々は校舎ができる前、ここに住んでいたジグザグマだったらしいです。

このエピソードはポケモン世界で売られてる不思議系児童文学「じぐざぐさんのはなし」に入ってる短編のうちの一つで「ぼくとじぐざぐさん」というタイトル。

じぐざぐさんの話はホウエンのあちこちに点在していて、物を探してもらうストーリーが多い。隠された上履き、無くしたキャラクター消しゴム。先生に没収されたゲーム機。校庭に埋めたタイムカプセルの場所がわからなくなってじぐざぐさんに聞いたらすぐわかったなんて話もあります。祠も多数。

ホウエン人にとって最も身近なおまじないないのひとつ、それがじぐざぐさんなんです。
尚、きんのたまわざマシンなどを置いて行うと、探し物のうまいじぐざぐさんが来てくれる、という話もあります。
高位存在にまっすぐさんがおり、ガチな捜し物があればその手の道に通じた人と一緒に呼び出します。

じぐざぐさんに失せ物を探してもらって見つかったら、お礼として近くの草むらにきのみを埋めましょう。
木が生えてきのみがなれば、じぐざぐさんの末裔であるジグザグマたちがおいしいきのみを食べる事ができるからです。
約束だよ!

じぐざぐさんの呼び名はホウエン内でも地域差があり、まめださん、あなぐまさん、ムジナ様などとも呼ばれます。ムジナ様はまっすぐさんを含んだ総称と思われます。やじるしさん、という呼び名もあり、まっすぐさんの事と思われます。

じぐざぐさんにも練度や格があるのは先ほど触れた通りですが、まったく失せ物の場所を教えてくれず、
も、も、ん
お、れ、ん
など、食べもののことしか言わない事があります。この場合、くいしんぼさんがきています。
先にきのみを埋めましょう。次はものひろいのじぐざぐさんが来てくれます。

ジグザグマ信仰はホウエンでは根強いものがあり、助けたジグザグマが毎日小判を拾ってきて大金持ちになったジグザグマ長者の昔話は有名です。これにはきのみを持ってきたので埋めて育てたら大変珍しいもので高く売れ、家が豊かになったなどのバージョンがあり、じぐざぐさんとの関連性も指摘されます。

ジグザグマ長者、海辺近くのバージョンだと、綺麗な貝殻拾ってきたり、ジグザグマを助けた数日後、漁に出ると、どこからかマッスグマが波に乗ってやってきて、漁の穴場を教えてくれたので、だんだん家は豊かになった、とあります。
いあいぎりで山での芝刈りを手伝ってくれた、みたいな話も。

また、じぐざぐさんの始まりに関してはこんな話もある。昔、年貢を取り立てていた役人が死んだ時、地獄で閻魔様にこう言った。
「取り立ててばかりの人生だった。許されるのであれば、与える者になりたい」
役人はまめだぬきに生まれ変わり、ものひろいをしては農民に与え、死後も神として土地に留まった。

ジグザグマに転生した役人は土地の殿様だったとも、泥棒だったとも、山賊だったとも伝えられている。いずれも後悔ないし、地獄で閻魔様に諭されるなどしてその道を選んだという。
山賊や泥棒が死ぬ間際、ジグザグマがきのみを持ってきてくれて悔い改めたとも言われている。

文字盤を使ったポケモン霊の呼び出しはホウエンではじぐざぐさんが圧倒的で、カントーなどではロコンさんが優勢となる。ホウエンでも送り火山周辺ではロコンさんが人気で、イタコと一緒に呼び出して、死んだポケモンや家族のあの世での様子を聞くなどするという。

じぐざぐさんは割合ほのぼのとした話が多い一方、ロコンさんには怖い話も多い。ロコンさんと言えど、必ずしもロコンとは限らず、十円玉はゴーストの手が動かしているとか、スリーパーやユンゲラーの仕業とも言われている。降霊の後に「私ロコンさん、今家の前」とかメールがきたら絶対ロコンではない。

ちなみにホウエンには別勢力もいる。キルリアちゃんだ。
こちらは恋や人間関係の専門で、あの人と両想いになれるか、縁をきったほうがいいかなどの相談に乗ってくれるという。儀式の作法はじぐざぐさんとほぼ同じで、年頃の女の子たちの信仰が厚い。ラルトスさん、サーナさんも同系統。

「じぐざぐさん、じぐざぐさん、人間の絆を探しています。人と仲良くできません。辛いです」
つ、ら、か、つ、た、ね
で、も、そ、れ、は、
お、ち、て、な、い
つ、く、り、な、さ、い
「この回答…霊格がまっすぐさんに進化したに違いない…」

「まっすぐさん、まっすぐさん、愛を探しています」
き、み、の、な、か、に、あ、る
だ、れ、か、に、あ、げ、る、と
み、つ、か、る
「すっげーいい人(?)だ…」
「人間より人間ができてるな」
「神様歴の長さって伊達じゃないな…」

「じぐざぐさん、じぐざぐさん、ぼくのしょうらいのおよめさんはどこにいますか」
「それ失せ物じゃないじゃん!」
め、の、ま、え
「……」

「それがね、パパとの馴れ初めなのよ」と母は語った。